著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
「しごき」のような練習で選手を鍛え、ひとりのエースが完投し、スモールベースボールで勝利をもぎ取る...高校野球の強豪校といえば、このようなイメージを持たれがちである。しかし、二〇二〇年代に入り、指導法や戦略、戦術が大きく変わりつつある。気鋭の野球著作家が、二〇〇〇年以降に甲子園を制したチームの戦略や戦績、個人成績などを多角的な視点から分析。戦略のトレンドの変遷から、選手育成の価値観の変化までを考える。「いま」の甲子園を観るうえで、必携のガイド。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 変貌する高校野球―データ化と制度化がもたらしたもの(高校野球におけるデータは選手の「カルテ」 |
2 | データの普及による選手育成への恩恵とは? ほか) |
3 | 第2章 ゼロ年代の強豪校の戦略・戦術の変化(2000~2009年)(打撃記録を塗り替え複数枚の投手陣が起こした革命―2000年の智弁和歌山 |
4 | 1試合平均8点以上の打撃力と二枚看板―2001年の日大三 ほか) |
5 | 第3章 強豪校の戦略・戦術の変化(2010~2022年)(強力打線とエースが前年の課題をデータから改善し春夏連覇―2010年の興南 |
6 | 10年前に劣らない打撃力と世代トップのエースで夏制覇―2011年の日大三 ほか) |
7 | 第4章 「真の勝利至上主義」がもたらすもの(「真の勝利至上主義」とはなにか? |
8 | 高校野球で「勝って当たり前」のプレッシャーを撥ね除ける大阪桐蔭の凄さ ほか) |