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商品説明
「明治」「戦後」につづく第三の“裂け目”後を、文学はいかに引き受けるのか―気鋭の批評家が、「一個の生」をキーワードに私たちの生きる態度を問う、渾身の一冊!
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収録内容
1 | はじめに―「新しい時代」から「新しい時代」へ |
2 | 第1章 百年の淋しさ―漱石『こころ』からの呼びかけ(「淋しい人」からの手紙 |
3 | 「わたし」というたったひとつの個であるために |
4 | 「淋しさ」が生む「恐ろしい力」 |
5 | 「先生」はなぜ死ななければならなかったのか |
6 | 「新しい時代」のために) |
7 | 第2章 遅れてきた者の遍歴―大江健三郎の戦後(戦後という「新しい時代」の発見 |
8 | 六〇年安保と主体回復への葛藤 |
9 | 戦後の総括の試み |
10 | 損なわれた生の救済と再生) |
11 | 第3章 「新しい時代」の文学に向けて―3・11の「その後」をどう生きるか(3・11が生んだ「その後」 |
12 | 更新していく生と手渡される生) |
13 | おわりに―たったひとつの個の一回限りの生 |