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本/雑誌

口述筆記する文学 書くことの代行とジェンダー

田村美由紀/著

6380円
ポイント 1% (63p)
発売日 2023年08月上旬発売
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仕様

商品番号NEOBK-2887725
JAN/ISBN 9784815811297
メディア 本/雑誌
販売名古屋大学出版会
ページ数 5

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

代わりに書くのは何者か。谷崎潤一郎をはじめ、口述筆記を行った作家は実は多い。だが、ディスアビリティやケアが絡み合う空間で、筆記者、特に女性の役割は不可視化されてきた。大江健三郎、多和田葉子、桐野夏生らの作品をも取り上げ、書くことの代行に伴う葛藤とジェンダー・ポリティクスを鋭く分析した力作。

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    収録内容

    1 序章 口述筆記する文学
    2 第1部 ディスアビリティをめぐる交渉―口述筆記創作の現場から(1)(ペンを持てない男性作家―谷崎潤一郎の場合
    3 「書く機械」になること―伊吹和子『われよりほかに』)
    4 第2部 書くことの協働性とケア―口述筆記創作の現場から(2)(ケアとしての口述筆記―筆記者たちの経験から考える
    5 “書かせる”でもなく、“書かされる”でもなく―武田泰淳『目まいのする散歩』)
    6 第3部 言葉を媒介することとジェンダー―テクストのなかの口述筆記(“媒体”となる身体―円地文子「二世の縁 拾遺」
    7 再演される言葉―大江健三郎『みずから我が涙をぬぐいたまう日』『水死』)
    8 第4部 代行のポリティクス―口述筆記の向こうへ(創造性から逃れる―多和田葉子「無精卵」
    9 書きかえられる物語―二つの「残虐記」をめぐって)
    10 終章 ペンを持たない時代の口述筆記

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