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商品説明
一九二三年に起きた関東大震災から一〇〇年。著者が地域雑誌『谷根千』を始めたころ、町にはまだ震災を体験した人びとが多くいた。それらの声とその界隈に住んでいた寺田寅彦、野上弥生子、宮本百合子、芥川龍之介、宇野浩二、宮武外骨らの日記など、膨大な資料を繙き、関東大震災を振り返る。地震の当日、人びとはどのように行動したのか、その後、記憶はどのように受け継がれているのか。小さな声の集積は、大きな歴史では記述されない、もう一つの歴史でもある。そこから何を学ぶことができるのだろうか。
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収録内容
1 | 第1章 一九二三年九月一日 |
2 | 第2章 一夜が明けて、九月二日 |
3 | 第3章 本所から神田、浅草など |
4 | 第4章 震災に乗じて殺された人びと |
5 | 第5章 救援―被災者のために |
6 | 第6章 震災で変わった運命 |
7 | 第7章 帝都復興計画 |
8 | 第8章 今までの災害に学ぶこと |
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