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商品説明
部活動での体罰や、勝利至上主義、アスリートのメンタルヘルスなど、近年スポーツに関する様々な問題が浮上。この構造を温存させてきたのが、理不尽なことにも従順に従う風土である。それによって「体育会系」学生は、無理な仕事も拒まないと見なされ、就職活動でも有利に働き、組織の中で重宝されてきた側面がある。しかし、スポーツの価値はそこにあるのではない。スポーツによって磨かれるのは、フェアプレーの精神や論理的思考、対話能力である。これらは社会の分断を乗り越え、コミュニティを支える基盤ともなる。本書では日本のスポーツ界に潜む病根を忖度なく指摘し、スポーツの真の価値を提言する。
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収録内容
1 | 序章 東京五輪の「レガシー」とは何だったのか?(東京五輪検証の意義 |
2 | 五輪が特別である理由 ほか) |
3 | 第1章 子どもが輝くスポーツのあり方(勝利至上主義が、子どもを潰す |
4 | 若年層の全国大会は必要ない ほか) |
5 | 第2章 スポーツから考えるジェンダー平等(五輪のジェンダー平等 |
6 | 偏見やジェンダーバイアスとの闘い ほか) |
7 | 第3章 沈黙するアスリートたち(アスリートはスポーツだけしていればいいのか |
8 | オリンピアンとしての誇り ほか) |
9 | 終章 スポーツの価値とは何か(スポーツは社会を映す鏡 |
10 | 「違いがあるのは良いことだ」というメッセージ ほか) |