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商品説明
19世紀のミリオンセラー『ビートン夫人の家政書』の「使用人」の章は、家庭の主婦が集まれば使用人の愚痴に夢中になるという話から始まる。では、それはどんな愚痴で、どういうところから来たのか。本書は、使用人の「文学におけるイメージ」と実態を分析し、またアメリカや日本で持たれているイメージとの比較からイギリス文化の特徴や独自性を明らかにしていく。
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収録内容
1 | 第1章 執事―旧約聖書からハリウッド映画まで |
2 | 第2章 ハウスキーパー―愛しすぎた女性たち |
3 | 第3章 料理人―「きまぐれ」が歓迎されるポスト |
4 | 第4章 メイド―玉の輿はありかなしか |
5 | 第5章 従僕と下男―孔雀の出世 |
6 | 第6章 乳母―影の実力者 |
7 | 第7章 ランド・スチュワードとガヴァネス―「使用人」ではない被雇用者たち |