著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
女は結婚するまで処女でいるべきか―なんて議論は過去のもの。だが処女の価値には、その時代の女性の地位やモラルの変遷が現れていた。性に開放的だった古代~平安、儒教の貞操観念が浸透した封建社会。純潔が尊ばれた大正から、出産を国に推奨された戦時下。未経験が恥だった80年代を経て、性交渉しない自由を得た令和へ。古今の文献から日本の性意識をあぶり出す画期的な性のクロニクル。
関連記事
収録内容
1 | 性の解放、行き着く果ては |
2 | 平安の貞操事情 |
3 | 「女の欲求」が見えていた頃 |
4 | 「女大学」で処女は守れるか? |
5 | 肉交あって情交無き時代 |
6 | クリスチャンが愛した「純潔」 |
7 | 与謝野晶子vs平塚らいてう |
8 | 貞操論争と童貞ブーム |
9 | 処女膜を超越せよ |
10 | 丸ビルに処女なし? |
11 | 貞操意識の二極化、そして「エス」 |
12 | 「男の貞操」と「永遠の処女」 |
13 | 「する自由」と「しない自由」の消滅 |
14 | 肉体コンシャスに生きる |
15 | 女の情欲への恐れと制御 |
16 | 性の黒船、「ペッティング」と「オリンピック」 |
17 | フリーセックスの荒波に揉まれ |
18 | モテてからするか、してからモテるか |
19 | 「ツッパリ」の純情、「アンアン」の多情 |
20 | 処女の価値、ストップ安の時代 |
21 | そして誰もしなくなるのか |
close