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商品説明
現実に関わる「気」は大地に属し、人間を未来へと繋ぐコスモス的な「理」は天に属する。経済や科学技術が非人間的な形に突出し「ネオ近代」というべき現代文明において、「気」と「理」の今日的意義を、スピノザを補助線に熊沢蕃山の哲学の中に展望する。それは従来とは別の、もう一つの「日本思想」というべきものとなろう。
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収録内容
| 1 | 1 内面の論理―男一匹の「気」(「気分」の文化 |
| 2 | 「気」と「好悪なき心」 |
| 3 | 自己抑制・絶対限定の論理 |
| 4 | 絶対受動・「対極」主義 |
| 5 | 蕃山と弁証法 |
| 6 | 気の美学) |
| 7 | 2 宇宙と人間―コスモポリテスの「理」(スピノザと蕃山 |
| 8 | 死と老い |
| 9 | 「弱さ」の価値 |
| 10 | 「孝」と「生命連鎖性 Generativity」 |
| 11 | 天と地と「農」のダイナミズム |
| 12 | 一身同体―植物身体・植物生命論 |
| 13 | 造化賛助「鋤月耕雲の世界」) |
