著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
浮かび上がる桃山文化の漆工技術と時代背景―。御殿建造物部材、「南蛮漆器」、出土漆器、当世具足等の漆工品に対する高精細写真撮影、デジタル顕微鏡・蛍光X線分析装置・X線透過写真撮影による理化学的調査と関連文献史料調査をもとに、広範な世界の動きと密接に連動した漆工文化の実相を解明する。
関連記事
収録内容
| 1 | 第1部 漆工文化の実態と材質・技法(日常生活什器としての出土漆器椀 |
| 2 | 各種什器に使用された蒔絵加飾の材質・技法 |
| 3 | 伏見城関連遺跡出土の金箔瓦 |
| 4 | 御殿建造物における外観部材の漆箔塗装 |
| 5 | 当世具足における一塗装技術) |
| 6 | 第2部 輸入漆塗料の調達と使用(東南アジア交易に伴う輸入漆塗料 |
| 7 | 桃山文化並行期における東南アジア地域の漆文化 |
| 8 | 京都市中出土の漆工用具 |
| 9 | 出土漆器における輸入漆塗料の使用事例 |
| 10 | 南蛮様式の初期輸出漆器(いわゆる南蛮漆器)の材質・技法) |
| 11 | 第3部 御殿建造物の蒔絵塗装(都久夫須麻神社本殿内の蒔絵塗装 |
| 12 | 醍醐寺三宝院白書院の蒔絵床框 |
| 13 | 大覚寺客殿(正寝殿)の蒔絵帳台構 |
| 14 | 豊国神社所蔵の蒔絵唐櫃 |
| 15 | 日光東照宮社殿内の梅・牡丹蒔絵扉) |
| 16 | 結論(まとめと今後の課題 |
| 17 | 都久夫須麻神社本殿(国宝)蒔絵塗装:関連図版一覧) |
