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オリジナル普及版 牧野日本植物圖説集

牧野富太郎/著

3520円
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発売日 2023年07月発売
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仕様

商品番号NEOBK-2896326
JAN/ISBN 9784991299322
メディア 本/雑誌
販売八木書店
ページ数 4

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

昭和9年(1934)誠文堂新光社から刊行された『日本植物圖説集』(「牧野植物學全集」収録)の「オリジナル普及版」です。本書は、26歳から41歳にかけて牧野富太郎が石版印刷、銅版印刷によって描出した植物画の最高傑作群「194図版」を完全収録します。

本書に収録された「原本」は、『日本植物志圖篇』(78図版)、『新撰日本植物圖説』(100図版)、『大日本植物志』(16図版)から構成されます。

『日本植物志圖篇』(敬業社刊)は、明治21年(1888年、牧野26歳)から「第1巻第1集」の刊行が分冊形式で始まりました。以後、4年間に及び集中的に発刊され、明治24年(1886年、牧野29歳)の「第1巻第11集」の刊行をもって中断しました。以後、昭和9年(1934年、牧野72歳)に、最後の「第1巻第12集」が増補されました。本書には、全12冊を合算した「78図版・解説」が収載され、同図篇中、最高傑作との評価が高い「コモチマンネングサ」「ハナムグラ」「ムジナモ」を収録します。

『新撰日本植物圖説』(敬業社刊)は、明治32年(1899年、牧野37歳)から「第1巻第1集」の刊行が分冊形式で始まりました。以後、4年間に及び集中的に発刊され、明治36年(1903年、牧野41歳)の「第2巻第8集」をもって中断しました。「第1巻」は、「第1集~第12集」の12分冊、「第2巻」は、「第1集~第8集」の8分冊として順次刊行され、本書には、「全20分冊」を合算した「100図版・解説」が収載されています。本書に収録された植物画は「牧野植物画の最高傑作」と評されることが多く、とくに「クラガリシダ」について、「まちがいなく牧野の植物画中、植物学の立場からみた最高傑作である」(大場秀章:東京大学名誉教授「牧野富太郎伝に向けた覚書き」)という評言があります。

『大日本植物志』(東京帝國大学)は、明治33年(1900年、牧野38歳)から「第1巻第1集」の刊行が分冊形式で始まり、以後、12年間に及び刊行され、明治44年(1911年、牧野49歳)の「第1巻第4集」をもって中断しました。本書には、「第1巻第1集」に収録された「16図版・解説」が収載され、「ヤマザクラ」「ヒガンバナ」「オホヤマザクラ」など、円熟期を迎えた牧野屈指の傑作群を収録します。

牧野の「自叙伝」を初めとする随想集の記述によると、晩年の牧野がもっとも愛着を感じ、もっとも自信をもっていた植物学者としての「仕事」こそ、本書が収録する『日本植物志圖篇』、『新撰日本植物圖説』、『大日本植物志』の植物画や解説文にあったことが分かります。

本書は、最新のスキャニング技術と印刷技術により、原本の図版の汚れを修復し、精細な版面に復元しました。本書によって、若き牧野富太郎が全力を投入した植物画を刊本の版面のまま味わうことができます。牧野の圧倒的な観察眼と繊細な筆力は、植物の魅力を時代を超えて私たちに再認識させます!

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