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本/雑誌

境界の美術史 「美術」形成史ノート (ちくま学芸文庫)

北澤憲昭/著

1870円
ポイント 1% (18p)
発売日 2023年09月上旬発売
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仕様

商品番号NEOBK-2898536
JAN/ISBN 9784480511980
メディア 本/雑誌
販売筑摩書房
ページ数 556

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

現在の美術を作り出した「境界」が引かれ、社会に浸透していく過程を、制度史的視点から捉えた画期的論集。近代において「美術」概念や日本画をはじめとする諸ジャンルは、いかにして形づくられ、純化へと向かっていったか。衝突や動揺を引き起こしつつも、五感の秩序における視覚の優位、工業社会の到来、固有の造型芸術への意志、これら三つが推進力となって「美術」は成立した。だが、その境界は画定し切ったわけではない。裂け目を孕みながら、未完の運動体として今もわれわれの目の前にある。『眼の神殿』と対をなす本書は、新たな作品創造と歴史記述の可能性へと読者を導く。

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    収録内容

    1 序章 「美術」概念の形成とリアリズムの転位
    2 1 国家と美術(「日本美術史」という枠組み
    3 文展の創設
    4 国家という天蓋―「美術」の明治二〇年代
    5 美術における「日本」、日本における「美術」―国境とジャンル)
    6 2 性と国家(裸体と美術―違式〓違条例を軸に
    7 美術における政治表現と性表現の限界)
    8 3 美術の境界―ジャンルの形成(「日本画」概念の形成に関する試論
    9 「工芸」概念の成り立ち
    10 「彫刻」ジャンルの形成)
    11 4 制度から主体へ(工業・ナショナリズム・美術
    12 印象と表現―日本印象主義のアポリア)
    13 終章 「分類の時代」の終わりに

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