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商品説明
近年活況を呈する韓国文学翻訳の第一人者であり、優れた書き手でもある著者初の読書エッセイ集。文学に刻まれた朝鮮と日本の歴史をたどり、埋もれた詩人や作家に光を当て、人間が疫病や戦争に向き合ってきた経験をひもとくなど、韓国文学に止まらない古今の本を取り上げながら、その普遍性を今に開く。
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収録内容
1 | 黄色い本のあった場所―「チボー家」と私たち |
2 | いぬいとみこさんのこと |
3 | 結核をめぐる二つの物語―林芙美子と郷静子 |
4 | 多摩川沿いの工場で―「土堤」を読む |
5 | 「かるた」と「ふりかけ」―鶴見俊輔の「断片」の味 |
6 | 翻訳詩アンソロジーの楽しみ |
7 | 杏の枝と七夕の夜―後藤郁子と茨木のり子 |
8 | 炭鉱町から来た人 |
9 | 詩人・仲村渠の路地をたどる |
10 | 一九一六年、漱石と李光洙 |
11 | 旧正月の李箱の手紙 |
12 | 脱北者が読むジョージ・オーウェル |
13 | 元山中学の同級生―後藤明生と李浩哲 |
14 | 長璋吉が描いた朝鮮語の風景 |
15 | 物語に吹く風 朝鮮短篇小説選 |
16 | 堀田善衞と「ジョー」の肖像 |
17 | 「やさしみ」のやりとり |
18 | 森村桂という作家がいた |
19 | マダム・マサコの洋裁店 |
20 | 編み物に向く読書 |
21 | 三人の女性の「敗戦日記」 |
22 | 中村きい子の激しさに打たれる |
23 | 木の栞にぶら下がる |
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