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商品説明
Z世代を中心に、コスパならぬ「タイパ」(時間対効果)の追求が当たり前となった。時短とは異なり、「限られた時間でより多く」「手間をかけずに観た(経験した)状態になりたい」という欲求が特徴で、モノやコンテンツをコミュニケーションの“きっかけ”“手段”ととらえているという。背景にはサブスクの普及、動画のショート化などの環境変化と、「時間を無駄にしたくない」「いますぐ詳しく(=オタクに)なりたい」といった意識の変化がある。もはや純粋に消費を楽しむことはできないのか?一見不合理なタイパ追求の現実を、気鋭の研究者がタイパよく論じる。
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収録内容
1 | 第1章 タイパの正体(「コスパがいい」と感じる3つのパターン |
2 | コスパは主観である ほか) |
3 | 第2章 「消費」されるコンテンツ(動画サブスクの圧倒的コンテンツ量 |
4 | タイパを追求しやすく進化したプラットフォーム ほか) |
5 | 第3章 Z世代の「欲望」を読み解く(「4割以上」が事前にネタバレを踏む |
6 | 映画館はタイパが悪い ほか) |
7 | 第4章 タイパ化するマーケット(マクドナルド化する社会 |
8 | タイパはかつて「時短」だった ほか) |
9 | 第5章 タイパ追求の果てに(必要不可欠な消費 |
10 | タイパの「合理性」を実現させているもの ほか) |