本/雑誌

狂人日記。戦争を嫌がった大作家たち (祥伝社新書)

副島隆彦/〔著〕

979円
ポイント 1% (9p)
発売日 2023年09月下旬発売
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仕様

商品番号NEOBK-2905847
JAN/ISBN 9784396116866
メディア 本/雑誌
販売祥伝社
ページ数 153

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

昭和初期、日本が戦時体制に入ると、徳富蘇峰のように戦争を礼賛する作家たちが大量に出現した。その一方で、反戦を唱える者は厳しく弾圧された。谷崎潤一郎も『細雪』の雑誌連載を「戦時下に不適切な内容である」と、軍部に掲載を止められた(昭和18年)。それでもこの弾圧に抵抗することなく、黙々と書き続け、戦後、大ベストセラーになったのだ。著者が谷崎をはじめとする「戦争を賛美せず、抗議もせず、嫌がって関わらなかった作家たち」に今、着目するのは、世界が第3次世界大戦に向かう空気に覆われているからだ。戦争に背を向けた文学者たちの態度に、私たちは何を学ぶべきか。

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    収録内容

    1 1 谷崎潤一郎と日本の戦争(亡霊の囁き
    2 死ぬのがいいわ
    3 戦争を賛美した知識人と戦後を先取りした知識人
    4 ハーレム
    5 共同幻想
    6 第3次世界大戦の予感)
    7 2 戦争に背を向けた知識人たち(谷崎と芥川の文学論争
    8 社会主義運動の時代
    9 芥川の死
    10 妻を譲る
    11 2人目の妻と3人目の妻
    12 川端康成と三島由紀夫の真実
    13 エリー卜と文学部
    14 谷崎は日本の映画産業にいち早く関わった
    15 作家と女たち)
    16 3 漱石山脈(言論弾圧の時代
    17 スキャンダル
    18 文学者仲間たち
    19 1万倍のインフレが起きた
    20 漱石山脈)

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