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武家か天皇か 中世の選択 (朝日選書)

関幸彦/著

1870円
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発売日 2023年10月上旬発売
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仕様

商品番号NEOBK-2908034
JAN/ISBN 9784022631237
メディア 本/雑誌
販売朝日新聞出版
ページ数 254

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

日本の中世は、武家の権力体を創出させたことで特異な国家システムを創り、その後の歴史を規定した。天皇と武家の両者が権威と権力を分掌する補完関係を形成―その武家の権力機関は「幕府」と呼称される。東アジアにあって、中国やその周辺諸国とは異なる武家(幕府)を胚胎させたことで、中世以降の王権(天皇)は象徴的存在として機能する。その点では、武家は日本史上で“健全なる野党”を演じ続けることになる。ここにいう“野党”とは国家権力を一つの機関による専制から防ぐ政治権力を指す。中世の時代は幕府を誕生させたが、天皇を戴く公家(朝廷)を解体させることはせず、存続させる方向を選択した。「奪ったのか」「委ねられたのか」?わが国の中世が選択した権力システムの行方を問う一冊。

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    収録内容

    1 序 謡曲『絃上』の歴史的回路―虚構を読み解く、「王威」そして「武威」
    2 1 武家か天皇か(「本朝天下ノ大勢」と天皇
    3 「本朝天下ノ大勢」と武家)
    4 2 内乱期、「王威」と「武威」の諸相(東西両朝と十二世紀の内乱
    5 南北両朝と十四世紀の動乱)
    6 3 近代は武家と天皇をどう見たか(近代日本国の岐路
    7 武家の遺産
    8 再びの武家か、天皇か)

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