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商品説明
高校2年生の春、加藤ミモリは摂食障害で精神科病棟へ入院した。スマホなどの私物は没収され、家族とも会えない外部と遮断された空間で、自由にベッドから降りることすら禁じられた病棟での日々。ミモリは新しい環境に戸惑い、悲嘆に暮れながらも、やがて同じ病棟で生活を送る人々と交流するようになる。いつも廊下で倒れている人、一言も喋らない人、手が赤くなるまで消毒をする人、いつから入院しているのかわからない謎の人、そして自分と同じ病気を持つ人...。一風変わった入院患者たちの存在は、いつしかミモリの気持ちに変化を促していくのだった。それまでの人生が一変するような絶望のなかで、少女は何を感じ、どのように再び前を向くのか。作者の実体験に基づく、困難と希望を描くセミフィクション。
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収録内容
1 | 第1話 外と遮断された空間 |
2 | 第2話 怖くて変な人たち |
3 | 第3話 痩せすぎた体 |
4 | 第4話 精神科病棟の人々 |
5 | 第5話 教えられない退院日 |
6 | 第6話 母親との面会 |
7 | 第7話 代わり映えのない生活で変わるもの |
8 | 第8話 精神科病棟からの登校 |
9 | 第9話 逃げ出したい場所 |
10 | 第10話 私が安心できる場所 |
11 | 第11話 小さな事件 |
12 | 第12話 罪悪感と約束 |
13 | 第13話 会いたい家族、会いたくない家族 |
14 | 第14話 私の居場所 |
15 | 第15話 退院の日 |
16 | 第16話 再会とあの日々のこと |