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商品説明
紫式部の生きた平安時代。今から約1000年前の王朝生活において、沈香、瑠璃壺、青磁、唐綾、毛皮などの舶来品は、高価で入手しにくく、貴族たちの富と権威の象徴であった。『源氏物語』や『枕草子』をはじめ、『竹取物語』『うつほ物語』『栄花物語』ほか王朝文学作品にも唐物は多く描かれている。舶来の「モノ」をキーワードに王朝文化の世界を読み解き、物語の登場人物の関係や、平安時代を生きた人々のこころを浮き彫りにする。
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収録内容
1 | 第1章 紫式部の人生と唐物 |
2 | 第2章 王朝のフレグランス |
3 | 第3章 『源氏物語』のフレグランス |
4 | 第4章 王朝の交易ルート |
5 | 第5章 紫式部の情報源 |
6 | 第6章 道長の海外ネットワークと唐物 |
7 | 第7章 王朝のガラス |
8 | 第8章 王朝のブランド陶器 |
9 | 第9章 王朝の毛皮ブーム |
10 | 第10章 渤海国と桐壺巻の「高麗人」 |
11 | 第11章 紫式部の越前下向と対外意識 |
12 | 第12章 舶来ブランドの男性コスチューム |
13 | 第13章 舶来ブランドの女性コスチューム |
14 | 第14章 王朝のインテリア |
15 | 第15章 王朝の紙の使いみち |
16 | 第16章 舶来ペットの功罪 |