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商品説明
フレーゲからラッセル、そしてウィトゲンシュタインへ。十九世紀末から二〇世紀初頭にかけて、言葉についての問いと答えは重なり合いつながり合っていった。天才たちの挑戦は後に花開く言語哲学の源流を形作る。言葉とは何なのだろうか。本書では三人の哲学者の考え方を丁寧に辿り、ふだん何気なく使っている言葉の根本に迫る。
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収録内容
1 | 第1章 一般観念説という袋小路(どうして言葉は新たな意味を無限に作り出せるのか |
2 | 「猫」の意味は何か |
3 | 個別の猫と猫一般 |
4 | 心の中に猫の一般概念を形成する) |
5 | 第2章 文の意味の優位性(私たちはただ対象に出会うのではなく、事実に出会う |
6 | 語は文との関係においてのみ意味をもつ |
7 | 文と事実の関係 |
8 | 述語を関数として捉える |
9 | 固有名の意味と文脈原理 |
10 | 新たな意味の産出可能性の問題に答える |
11 | 合成原理) |
12 | 第3章 「意味」の二つの側面(文の「意味」 |
13 | 指示対象と意義 |
14 | 固有名の意義) |
15 | 第4章 指示だけで突き進む(日本の初代大統領は存在する? |
16 | 記述理論 |
17 | 本当の固有名 |
18 | 文の意味と命題) |
19 | 第5章 『論理哲学論考』の言語論(『論理哲学論考』の構図 |
20 | 言語が可能性を拓く |
21 | 論理空間と文の意味 |
22 | フレーゲ、ラッセルとの対比 |
23 | フレーゲからの挑戦に答える |
24 | 『論理哲学論考』から『哲学探究』へ) |
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