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商品説明
引き裂かれた村上春樹―文学とダークファンタジー。『ノルウェイの森』などで青春小説の頂点に達した村上は、その後、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』などの怪奇な場面を描くダークファンタジーの世界へと傾斜していった。新作『街とその不確かな壁』は村上ワールドに変化の兆しが見られる。これから彼は何処へ向かうのか!
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収録内容
1 | 川本三郎の書評を読む |
2 | 第1部 文学としての村上春樹(剽窃とスポンテニアス―村上春樹の方法 |
3 | 幻視から幻想世界へ―転換点としての『ダンス・ダンス・ダンス』、そして『ねじまき鳥クロニクル』へ |
4 | 『ノルウェイの森』の系譜―源流としての『街と、その不確かな壁』から『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』まで) |
5 | 第2部 エンターテインメントとしての村上春樹(ダークファンタジーとしての『ねじまき鳥クロニクル』 |
6 | 『海辺のカフカ』について) |
7 | 結局、村上春樹とはどのような作家なのか |
8 | 補論 『街とその不確かな壁』が明らかにしたこと |