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本/雑誌

中江藤樹の教導思想

高橋恭寛/著

5940円
ポイント 1% (59p)
発売日 2023年11月中旬発売
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仕様

商品番号NEOBK-2918969
JAN/ISBN 9784831516541
メディア 本/雑誌
販売ぺりかん社
ページ数 318

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

“近江聖人”は、人間もまた「生きる虫」にすぎないと考え、苦闘したのではないか?―近世前期を生きた中江藤樹(1608‐48)は道徳的な人格者として、儒学を門人・弟子たちに伝授した思想家として有名である。しかし、藤樹の“教示”“感化”は困難を極めた。藤樹といえども挫折と試行錯誤に明け暮れた「苦悩する教師」に他ならなかった。「陽明学」「教育」といった近代的枠組・制度では捉えきれない藤樹の思想を、その著作と書簡、門人たちの著述を詳細に読み込んで解明することにより、学問の着手や挫折の問題、志向を欠いた学習者への対処といった“学び”の根源的課題に迫り、思想史研究の実践と意義を考える。

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    収録内容

    1 序論 中江藤樹を問い直す
    2 第1章 問題の所在
    3 第2章 「福善禍淫」の論理と「人と禽獣の弁別」
    4 第3章 初学者に向けた教示の模索
    5 第4章 二つの「持敬図」
    6 第5章 『翁問答』から見る“教示”対象の顕在化
    7 第6章 学習者に求める振る舞い―独学から議論へ
    8 第7章 「慎独」の重視、あるいは「慎独」に挫ける「同志」たち
    9 第8章 「立志」を“教示”することの問題
    10 終章 中江藤樹の思想史的位置と藤樹後学たちのたたかい
    11 補論1 藤樹書院と中江常省
    12 補論2 淵岡山における「藤樹学」の自覚
    13 補論3 会津藤樹学派の展開と“藤樹の教え”
    14 結論 中江藤樹研究の現代的意義

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