著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
破壊される瞬間に、彫刻はもっとも光り輝く―。彫刻を「思想的課題」と自らに任じ、日本近現代の政治・歴史・教育・芸術そしてジェンダーを再審に付す。問い質されるは、社会の「共同想起」としての彫像。公共空間に立つ為政者の彫像が、なぜ革命・政変時に民衆の手で引き倒される無残な運命に出遭うのか―。画期的かつ根源的な思索の書。
関連記事
収録内容
1 | 1部 彫刻をめぐって(彫刻という名前 |
2 | われ記念碑を建立せり―「水俣メモリアル」を再考する |
3 | 彫刻の問題―加藤典洋、吉本隆明、高村光太郎からの回路をひらく ほか) |
4 | 2部 固有の場所から(爆心地の矢印「長崎」―矢形標柱はなにを示したか |
5 | この国の彫刻のために「長崎」 |
6 | 彫刻を見よ「東京」―公共空間の女性裸体像をめぐって ほか) |
7 | 3部 時代との共鳴(ウェブ版「美術手帖」ファイル |
8 | 「東京新聞」ファイル |
9 | ぐるぐるキョロキョロ展覧会記―『芸術新潮』ファイル) |