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犯罪へ至る心理 エティエンヌ・ド・グレーフの思想と人生 (光文社新書)

梅澤礼/著

990円
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発売日 2023年11月中旬発売
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仕様

商品番号NEOBK-2920092
JAN/ISBN 9784334101343
メディア 本/雑誌
販売光文社
ページ数 296

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

日本における二〇二二年の犯罪件数(刑法犯)は約60万件。その数は二〇〇二年より減ってはいるが、犯罪がなくなることはない。なぜ人は罪を犯してしまうのだろうか。ある犯罪学者は、人は三つの段階を経て犯罪へ至ると言った。その人物こそが精神科医・犯罪学者・作家という三つの顔を持ったエティエンヌ・ド・グレーフ。彼は、誰もが罪を犯す可能性があるとしながら、それでも人を信じ、犯罪を防ぐ方法を探し続けた。日本ではまったくの無名であるものの、その功績は国際的に認められ、国際犯罪学会は彼の名前を冠した賞まで設けている。本書では、そんなド・グレーフの思想と人生を辿りながら、人が罪を犯す心理を丁寧に紐解いていく。

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    収録内容

    1 第1章 精神科医としてのド・グレーフ―信仰と科学のはざまで(精神医学への道
    2 最初の勤務地での出来事
    3 ロヴァンジュール精神病院での孤立
    4 ボーランの聖母
    5 ド・グレーフの調査
    6 ド・グレーフの解釈
    7 ボーランの聖母の結末
    8 ロヴァンジュールを離れて)
    9 第2章 犯罪学者としてのド・グレーフ―「犯罪者」とラベルを貼るのではなく(犯罪学の歩み
    10 ベルギーにおける犯罪学の状況
    11 第二次世界大戦のなかで
    12 犯罪者とふつうの人
    13 殺人犯の心理
    14 犯罪生成プロセス
    15 ケース・スタディ
    16 犯罪の医学的予防
    17 犯罪の社会的予防)
    18 第3章 作家としてのド・グレーフ―共感本能を取り戻すために(ド・グレーフの人間観
    19 防衛本能
    20 共感本能
    21 目指すべき平衡
    22 犯罪学と文学
    23 ド・グレーフの文学的実践
    24 文学のなかの、犯罪へ至る心理)
    25 終章 ド・グレーフの最期(戦後の活躍
    26 ド・グレーフの最期
    27 それから)

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