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商品説明
島根県出雲市。終戦直後のこの地で、素人の青年たちが陶器づくりを始める。戦後の大きな価値転換を経て目指したのは、誰かが誰かを搾取することのない、理想の工芸共同体だった。柳宗悦、河井寛次郎、濱田庄司、バーナード・リーチ...民藝の師父たちに導かれ、いまや島根を代表する窯元となった出西窯。生涯の生きがいとは何か。仕事の喜びとは何か。創業者のひとりが語る、世代を超えた、共同体としての軌跡。
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収録内容
1 | 1章 工芸の共同体を目指す―河井寛次郎と仕事の喜び |
2 | 2章 ただ無名の職人として―柳宗悦と山本空外 |
3 | 3章 古作に学ぶ新作づくり―吉田璋也と濱田庄司 |
4 | 4章 共同体を支えた信仰心―バーナード・リーチと無自性 |
5 | 5章 百年デザインを目指して―外村吉之介と鈴木繁男 |
6 | 補筆 その後の出西窯(多々納真) |