海外の日本中世史研究 (アジア遊学)
黄霄龍堀川康史
本/雑誌

海外の日本中世史研究 (アジア遊学)

黄霄龍堀川康史

3520円
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発売日 2023年10月発売
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仕様

商品番号NEOBK-2921862
JAN/ISBN 9784585325352
メディア 本/雑誌
販売勉誠社
ページ数 296

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

知の交差から循環へ―日本中世史は、日本人研究者による「自国史」研究としてだけでなく、海外においても、日本とは異なる文化的・学術的背景のもとで研究が進められ、地域ごとの特色を帯びながら独自の発展を遂げている。この数十年の間、国や地域を越えた学術交流はより一層広がりをみせているが、各地域における研究視角や背景を踏まえた相互参照・相互批判までには至っていないのが実情である。本書では、英語圏・韓国・中国・ドイツ語圏における研究の動向、在外研究による経験・知見、参照軸としての日本における外国史研究、外国語で書かれた近年の研究成果などを通じて、多元的に存在する地域ごとの「知の体系」を照らし出すことで、「知の循環」の実践のための道筋を示す。

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    収録内容

    1 1 海外における日本中世史研究の現在(光と闇を越えて―日本中世史の展望
    2 韓国からみた日本中世史―「伝統」と「革新」の観点から
    3 中国で日本中世史を「発見」する
    4 ドイツ語圈における日本の中世史学
    5 英語圏の日本中世経済史研究
    6 女性史・ジェンダー史研究とエージェンシー
    7 海外における日本中世史研究の動向―若手研究者による研究と雇用の展望)
    8 2 日本側研究者の視点から(イギリス滞在経験からみた海外における日本中世史研究
    9 もう一つの十四世紀・南北朝期研究―プリンストン大学での一年から
    10 歴史翻訳学ことはじめ―英語圏から自国史を意識する
    11 ケンブリッジ日本学見聞録―研究・教育体制と原本の重要性
    12 ドイツで/における日本中世史研究)
    13 3 日本で外国史を研究すること(日本で外国史を研究すること―中世ヨーロッパ史とイタリア史の現場から
    14 交錯する視点―日本における「外国史」としてのベトナム史研究
    15 日本でモンゴルを研究すること
    16 自国死と外国史、知の循環―近世オランダ宗教史学史についての一考察)
    17 4 書評と紹介(南基鶴『鎌倉幕府政治史の研究』
    18 河合佐知子『土地が生み出す「力」の複雑性―中世前期の荘園領主としての天皇家の女性たち』 ほか)

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