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商品説明
明治国家で圧倒的な政治権力を振るった山県有朋。陸軍卿・内相として徴兵制・地方自治制を導入し、体制安定に尽力。首相として民党と対峙し、時に提携し、日清戦争では第一軍司令官として、日露戦争では参謀総長として陸軍を指揮した。その間に、枢密院議長を務め、長州閥陸軍や山県系官僚閥を背景に、最有力の元老として長期にわたり日本政治を動かした。本書は、山県の生涯を通して、興隆する近代日本の光と影を描く。
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収録内容
1 | 第1章 政治的自我の形成―長州藩での台頭 |
2 | 第2章 近代的国民軍の建設―一八六八~七八年 |
3 | 第3章 明治国家揺籃の時代―一八七八~八七年 |
4 | 第4章 総理大臣、枢密院議長 |
5 | 第5章 権力の老練な操り師―一八九五~一九〇〇年 |
6 | 第6章 懸崖に臨む―日露戦争 |
7 | 第7章 明治の終焉―一九〇五年~一二年 |
8 | 第8章 世界政策、デモクラシーとの対峙―一九一二~一八年 |
9 | 第9章 君主制の動揺とその死 |
10 | 終章 二一世紀に召喚される山県 |