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人が人を罰するということ 自由と責任の哲学入門 (ちくま新書)

山口尚/著

1012円
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発売日 2023年12月上旬発売
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仕様

商品番号NEOBK-2927680
JAN/ISBN 9784480075956
メディア 本/雑誌
販売筑摩書房
ページ数 270

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

人間は自由意志をもつ主体であり、過ちを犯した者が咎められ罰されることは、古くから共同体における基本的なルールと考えられてきた。一方、自由の存在を否定し「刑罰は無意味だ」とする神経科学や社会心理学の立場がある。はたして人間は自由な選択主体か。私たちが互いを責め、罰することに意味はあるのか。抑止、応報、追放、供犠といった刑罰の歴史的意味を解きほぐし、自由否定論、責任虚構論の盲点を突く。論争を超えて、“人間として生きること”を根底から問う哲学的探究。

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    収録内容

    1 序 責めることと罰すること―自由と責任の哲学へ
    2 1(刑罰は何のために?―“応報”と“抑止”
    3 身体刑の意味は何か?―“追放”の機能
    4 刑罰の意味の多元主義―“祝祭”・“見せもの”・“供犠”・“訓練”)
    5 2(応報のロジック
    6 自由否定論
    7 責任虚構論)
    8 3(それでも人間は自由な選択主体である
    9 責任は虚構ではない―自由と責任の哲学
    10 自由・責任・罰についての指摘)

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