著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
子どもは早くから文字を読むようにしむけられ、親は熱心に文字を覚えさせようとする。はたしてこれで読書のたのしみを知るだろうか?―良質の絵本とはどういうものか、子どもはどんなふうに絵本の世界へ入ってゆくのか。福音館書店で数々の名作絵本を世に送り出し、日本の児童出版文化の礎を築いた著者による絵本の本質と魅力をまとめた第一論集が初の文庫化。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 絵本とは何か(想像力と絵本 |
2 | おとなが奪い去った楽しみ ほか) |
3 | 第2章 絵本の選択(子どもを通して絵本をみる |
4 | 言葉の体験のはじめに ほか) |
5 | 第3章 絵本と言葉(絵本と言葉 |
6 | イメージと言葉 |
7 | 昔話の勧善懲悪 |
8 | 二つの空想世界 |
9 | 聞くことと読むこと |
10 | 本と言葉への省察) |
11 | 第4章 絵本編集のなかから(私の絵本編集を語る |
12 | 日本の絵本出版 |
13 | 子どもが手を結べる世界 |
14 | エッツとわたし―二つの駈け出しのころ) |
15 | 附論 絵本の研究―月刊絵本と保育(『コドモノクニ』と『キンダーブック』 |
16 | 「保育絵本」誕生異聞 |
17 | 三十年間つらぬかれたヒューマニズム |
18 | 保育と絵本の関係) |