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マーガレット・アトウッド『侍女の物語』を読む フェミニスト・ディストピアを越えて (水声文庫)

加藤めぐみ/編 中村麻美/編 マーガレット・アトウッド/〔ほか著〕 西あゆみ/〔訳〕

3850円
ポイント 1% (38p)
発売日 2023年12月中旬発売
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仕様

商品番号NEOBK-2930006
JAN/ISBN 9784801006850
メディア 本/雑誌
販売水声社
ページ数 326

商品説明

奴らに虐げられるな。女性の身体と連帯、歴史と記憶、声と語り、エコロジー、セクシュアリティ/ジェンダー、ケア...。1985年に発表された近未来小説『侍女の物語』と、2019年の続編『誓願』。男性優位の独裁国家を描く暗澹たるディストピア文学が、なぜ今日、フェミニスト・プロテスト文化の象徴として耳目を集めるのか。現実世界の諸相を束ねて生み出された物語世界に、現在そして未来を生き抜くための希望を探る。

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    収録内容

    1 序―二〇二三年、『侍女の物語』のアクチュアリティを問う
    2 『侍女の物語』はフェミニスト・ディストピアか?
    3 1 ギレアデ共和国のリアル(ビッグ・シスターとシスターフッド―アトウッド『誓願』における「弱い」独裁者
    4 社会生物学者リンプキンの謀略―『侍女の物語』『誓願』におけるミツバチと生政治
    5 勇気をこめて振り返る―抵抗の記念碑としての『誓願』の石像たち
    6 アトウッドのエコ・ディストピア―『侍女の物語』から『マッドアダム』まで)
    7 2 女性の身体/連帯(ケアの目覚め―『侍女の物語』から『誓願』へ
    8 未来に託す身体のメッセージ―『フランケンシュタイン』、『侍女の物語』、『誓願』を繋ぐ声・身体・命
    9 「これまでに愛したのはあなただけ」―レズビアン・ロマンスとして読む『侍女の物語』と『誓願』
    10 フェミニストSFとしての『侍女の物語』
    11 『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』においてセリーナ、モイラ、ジューンのマザーフッドと代理出産が問うこと)

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