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商品説明
自分たちは一体どういう世に生きているのか?歴史・習俗を観察し、それらによって規定された個人の内面をも観察すること。反アカデミズムの総合知として誕生した民俗学は、柳田國男の独自の歴史観と方法論を宿していた。社会改革に向けた情報インフラの構築と市民教育に取り組み、メディア論的思考で事象を捉えた柳田民俗学の可能性をいま一度世に開く!
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収録内容
1 | 序 データベースとしての歴史―柳田國男の方法のメディア論的検証 |
2 | 第1部 『明治大正史 世相篇』から考える(『明治大正史 世相篇』「労力の配賦」について |
3 | 「孤立貧」をどうするか―柳田國男が解きたかった世相史的課題 |
4 | 構成論の観点から検討した『明治大正史 世相篇』) |
5 | 第2部 柳田國男とジェンダー・女性(「児やらい」から社会を問い直す―柳田國男の産育研究を読み直す |
6 | 柳田國男をファッションから考える |
7 | 柳田國男をクィアに読む |
8 | 能田多代子―地域民俗学と“世中婆” |
9 | 三枝子抄―フェミニスト・エスノグラファー江馬三枝子の軌跡) |
10 | 第3部 メディア論・情報論的更新の目論み(柳田國男と「ルーペ論争」―三木茂と重出立証法をめぐって |
11 | メディア社会の民俗学を求めて―柳田國男と佐藤忠男 |
12 | 柳田國男のラジオ観 |
13 | デジタルアーカイヴィング構想かた重出立証法を学んでみる |
14 | 自然という法の組み換えと共有―吉本隆明に多発する“既視”および柳田國男と宮沢賢治の“実験”について) |
15 | 第4部 隣接領域からの読み直し(柳田國男の「都鄙雅俗」論―近年の日本中世史研究の立場から |
16 | 一九二六年前後の柳田國男の物語・語り物研究とその反響―「東北文学の研究」をめぐって |
17 | 柳田國男の地理学的手法―千葉徳爾の諸論考からの考察 |
18 | 柳田國男と「会談の研究」の時代―青頭巾を中心の |
19 | 柳田國男の近代化論から見た同年代のメキシコ大衆教育と人類学―バスコンセロスとガミオの視座 |
20 | 参沢年譜稿―柳田学の国学的一起源) |
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