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商品説明
なぜ鬼の頸を斬れない剣士・胡蝶しのぶが、子供たちの人気者になったのか?『鬼滅の刃』から『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』『すずめの戸締まり』『平家物語』『ミッドサマー』『コンビニ人間』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』まで―。「ケア」が抑圧的で退屈でダサかった冷笑の時代を終わらせ、「ケア」できる人=かっこいい!へ。
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収録内容
| 1 | 第1章 ケアの復権(『鬼滅の刃』にみるケアの倫理 |
| 2 | ケアの価値を見直す―胡蝶しのぶと映画『ビルド・ア・ガール』か |
| 3 | 学校道徳と「家庭の天使」から遠くはなれて |
| 4 | 「ケア」と「面白」は和解せよ―90年代的冷笑と現代の「ケアする」ツッコミ |
| 5 | 学生運動の挫折と冷笑主義―母校の高校紛争体験記を読む) |
| 6 | 第2章 暗がりから見つめるケア(子供の言葉を聞き続けるということ―映画『カモンカモン』の「暗がり」 |
| 7 | 「人間」を疎外するシステムで、包摂される人々―村田紗耶香『コンビニ人間』とドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』 |
| 8 | 読む女、手を動かす女―「かけ足が波に乗りたるかもしれぬ」と永井みみ『ミシンと金魚』 |
| 9 | アニメ版『平家物語』にみるケアとセラピー |
| 10 | ぼんやりプリンセスとケアするヒーローのときめきの魔法―映画『金の国 水の国』とこんまりメソッド) |
| 11 | 第3章 家父長制に抗うケア(カルトは家庭の顔をする―『母親になって後悔してる』と映画『ミッドサマー』から考えるカルトへの抗い方 |
| 12 | ドキュメンタリー『教えて?ネコのココロ』から考える猫と家父長制 |
| 13 | 家父長制の国のハロウィン―暴動からボン・ジョヴィへ |
| 14 | 主婦バイトが『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』を読んだら) |
| 15 | 第4章 絆ではなく「親切」でつながるには(ドラマ『エルビス』が描く、守るべき者がいる人間の弱さと悪について |
| 16 | 親切で世界を救えるか―映画『すずめの戸締まり』とカート・ヴォネガット・ジュニア『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』 |
| 17 | 磔にされることなく「親切になろう」と言うために―『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』) |
| 18 | あとがきにかえて―こねこのぴっちが家出をした日 |
