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商品説明
世界を救う、「正義」の象徴たるヒーローは、圧倒的な“マジョリティ”として表象されてきた。しかし二一世紀を迎え、ジェンダー、加齢、障害、新自由主義といった様々な観点への理解・変化から、留保なしでその存在は認められなくなった。では、ヒーローたちはどのように「多様性」と向き合うのか?そして、「ポスト真実の時代」とどう対峙していくのか?本書は、ヒーローの誕生から発展までの歴史的視座を参照し、アメリカと日本のポップカルチャーに登場、活躍する“新しいヒーロー像”を縦横無尽に論じる。ヒーローを考えることは社会を考えることだ!
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収録内容
1 | 序章 多様性の時代の正義 |
2 | 第1章 法の外のヒーローたち |
3 | 第2章 二つのアメリカと現代のテーレマコス |
4 | 第3章 トランプ時代の「お隣のヒーロー」 |
5 | 第4章 多様性の時代に「悪」はどこにいるのか? |
6 | 第5章 「オレはまだまだやれる!」―中年ヒーローの分かれ道 |
7 | 第6章 障害、加齢とスーパーヒーロー |
8 | 第7章 日本のヒーローの昔と今 |
9 | 第8章 正義のパロディとニヒリズムとの戦い |
10 | 第9章 デスゲームと「市場」という正義、そしてケアの倫理へ |
11 | 第10章 ポストフェミニズムと新たな「ヒーロー」 |
12 | 終章 私たちの現在地 |