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商品説明
ときに作品を深く掘り下げ、ときに作品の頁をあらゆる順から繰り、そしてときに空間のなかで切り裂くような静けさに耳を澄ませる。過去から未来へと、その思想を受けつぎ、さらにその先まで見つめる、作品論にして作家論。
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収録内容
1 | 第1章 大江健三郎の闘争(純粋天皇の胎水 |
2 | 最後の小説―晩年の様式 ほか) |
3 | 第2章 三島由紀夫と一九六八年の文学(永遠の夏―蓮田善明とともに |
4 | 偽物と分身―「私」の消滅 ほか) |
5 | 第3章 安部公房と中上健次(砂漠の方舟―安部公房の彷徨 |
6 | 「うつほ」からの響き―中上健次の抵抗) |
7 | 第4章 古井由吉と菊地信義(反復の永劫―『鐘の渡り』について |
8 | 追悼―境界を生き抜いた人 ほか) |
9 | 第5章 磯崎新の最後の夢(憑依都市―「間」を転生させる |
10 | イランへ―洞窟のなかの光) |
11 | 終章 心のなかの、いまだ何処にも存在しない場所 |
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