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商品説明
メロドラマの想像力は過ぎ去った流行ではなく、現在の表象のなかにも確実に息づいている。その射程はどこまで届くのか。稀代の書き手が遺した、可能性に満ちあふれたテクストたち。
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収録内容
1 | 1 メロドラマの力―概念と受容(「メロドラマ」映画前史―日本におけるメロドラマ概念の伝来、受容、固有化 |
2 | メロドラマ映画研究の現在 訳者解説 ジョン・マーサー、マーティン・シングラー『メロドラマ映画を学ぶ―ジャンル・スタイル・感性』) |
3 | 2 メロドラマに輝くもの―日本映画、あるいは幾人かの女優(「わたし、ずるいんです」―女優原節子の幻想と肉体 |
4 | 変化する顔、蝶の身体―京マチ子のスター・イメージに見る倒錯的従順さ |
5 | 『君の名は』とは何か―ブームの実態とアクチュアルな観客 |
6 | 語らざる断片の痺れ―メロドラマとして見た清順映画 ほか) |
7 | 3 メロドラマは拡散する―作家性とエスニシティ(映画における「仕方がないこと」のすべて?―『ヴァンダの部屋』について |
8 | 思春期、反メロドラマ、自己言及性―ソフィア・コッポラの作家性にかんする二、三の事 |
9 | ハイパー・メロドラマ―映画『バーフバリ』の凄まじさに見る雑種性、抽象性、超政治性 |
10 | 「初恋」の行方―現代韓国恋愛映画論 ほか) |