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商品説明
伝説の初代天皇は、幕末・明治期にその存在感を高めた。江戸幕府が定めた神武天皇陵は、孝明天皇の意志で改められるが、本居宣長の異説には支持者が多く、疑念はくすぶり続ける。水戸藩主・徳川斉昭の嘆きと、幕末の能吏・川路聖謨の解釈。文人画家・富岡鉄斎が描いた「御陵図」の心象風景。橿原神宮の創建に尽力し、決裂した民間勤王家・奥野陣七。お雇い外国人は、「神武天皇祭」に冷徹な眼を向けた―。現代にいたる「神武天皇」と日本社会をとらえ直す。
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収録内容
| 1 | 序章 現代の神武天皇 |
| 2 | 第1章 三ヵ所の神武天皇陵 |
| 3 | 第2章 攘夷の気運と幕末動乱 |
| 4 | 第3章 奈良奉行所与力の結論 |
| 5 | 第4章 文久の修陵 |
| 6 | 第5章 明治天皇の親祭 |
| 7 | 第6章 橿原神宮と民間結社 |
| 8 | 第7章 消えない疑念 |
| 9 | 終章 紀元節から「建国記念の日」へ |
