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商品説明
東大寺大仏の鋳造に使われた銅を産出した長登銅山。山口県中央の山中にいまも奈良時代の露天掘跡と採掘坑が残り、山麓では製錬炉の跡が多数みつかり、製錬時にでる滓や銅生産の道具が出土した。八〇〇点余の木簡の解読とあわせて、律令国家による銅生産と流通の実態を解明する。
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収録内容
1 | 第1章 大仏鋳造に使われた銅(大仏造立時の銅はどこから |
2 | 「奈良登」の伝説とかすかな証拠) |
3 | 第2章 どのように採鉱したのか(銅鉱床の生成 |
4 | 露天掘跡 |
5 | 採掘坑群 |
6 | 古代の採鉱技術) |
7 | 第3章 どのように製錬したのか(選鉱とその道具 |
8 | 製錬作業場 |
9 | 古代の炉 |
10 | 粘土と木炭 |
11 | 大溝と排水溝) |
12 | 第4章 木簡からみた生産の実状(長登銅山の役所は |
13 | 採掘の実状 |
14 | 製錬の実状 |
15 | 流通・運搬の実践) |
16 | 第5章 その後の長登銅山(その後の長登銅山 |
17 | 長登銅山の保存と活用) |