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商品説明
人はどうして、後味が悪い映画に惹かれてしまうことがあるのだろう。予定調和的なハッピーエンドに飽き飽きしたから?自分はこの映画の主人公よりはマシだと現実逃避したいから?単なる怖いもの見たさから?様々な理由があるだろうが、それだけ後味が悪い映画というものには、触れた者にビターな爪痕を遺してゆくような強いインパクトがあるに違いない。ハッピーエンドに感涙することが感動である一方で、バッドエンドに戦慄することもまた感動なのではないだろうか。恐ろしくもついつい指の間から見てしまう、“後味が悪すぎる映画”の魔力あふれるディープな世界に、皆様をご案内したい。
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収録内容
1 | 1 悲劇の中の人間を描いた映画(鬱指数MAXの超絶絶望映画―縞模様のパジャマの少年 |
2 | どこまでも辛く哀しく、言葉を失う超絶鬱映画―ダンサー・イン・ザ・ダーク ほか) |
3 | 2 戦慄のサスペンス&ホラー映画(忘れられぬラストシーンの絶望感―セブン |
4 | 映画史に残る最悪のバッドエンド―ミスト ほか) |
5 | 3 世間に一石を投じる映画(育児放棄を描く是枝監督の代表作にして救いなき絶望映画―誰も知らない |
6 | テロリスト占拠系の傑作にしてハイパー鬱映画―ホテル・ムンバイ ほか) |
7 | 4 胸糞の悪さを突き詰めた映画(ドラッグによるハイスピードの恐怖と絶望―レクイエム・フォー・ドリーム |
8 | あくまでもリアルに、人間の愚かさと生々しさを描き切った鬱映画―愚行録 ほか) |
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