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商品説明
「暴力反対」とはよく聞くが、世の中は暴力にあふれている。国は警察という暴力装置を持ち、問答無用で徴税する(そして増税する)。資本主義は私たちを搾取し、格差を生み出す。家父長制は男性優位・女性劣位のシステムをつくりあげる。こうした暴力に対抗するには、また別種の暴力が必要となる。暴力には否定すべきものと、肯定せざるをえないものがあるのだ。思考停止の「暴力反対」から抜け出し、世界の思想・運動から倫理的な力のあり方を学ぶ。
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収録内容
1 | 第1章 世界は暴力にあふれている(暴力的な私たち |
2 | 暴力の思想史 |
3 | 暴力論を組み合わせる |
4 | 非暴力を批判する) |
5 | 第2章 支配・搾取する、上からの暴力(構造的暴力とはなにか? |
6 | ショック・ドクトリン |
7 | 廃絶運動) |
8 | 第3章 自律・抵抗する、下からの反暴力(サフラジェット |
9 | 統治と抵抗 |
10 | サパティスタ民族解放軍(EZLN) |
11 | ロジャヴァ革命 |
12 | 反暴力を定義づける) |
13 | 第4章 暴力の手前にあるもの(相互扶助 |
14 | 抵抗運動は無駄なのか? |
15 | 私たちの闘い方) |