本/雑誌

大江健三郎論 怪物作家の「本当ノ事」 (光文社新書)

井上隆史/著

1100円
ポイント 1% (11p)
発売日 2024年02月中旬発売
出荷目安 メーカー在庫あり:1-3日 ※出荷目安について

仕様

商品番号NEOBK-2947798
JAN/ISBN 9784334102234
メディア 本/雑誌
販売光文社
ページ数 324

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

東京大学でフランス文学を学んでいた学生時代の作品「奇妙な仕事」以降、常に文学界の先頭を走り続けてきた大江健三郎。1958年に「飼育」で芥川賞、六七年に『万延元年のフットボール』で谷崎潤一郎賞、七三年に『洪水はわが魂に及び』で野間文芸賞、八三年に『「雨の木」を聴く女たち』で読売文学賞、同年、『新しい人よ眼ざめよ』で大佛次郎賞、そして九四年には川端康成についで日本で二人目のノーベル文学賞受賞者となった。新しい戦前と言われる今日、代表作を初期から順に読み進めることで、「民主主義者」「平和主義者」としての大江像に再考を迫る。

関連記事

    収録内容

    1 第1章 三つの処女作―「奇妙な仕事」「死者の奢り」「飼育」
    2 第2章 純粋天皇の胎水しぶく―『芽むしり仔撃ち』「セヴンティーン」「性的人間」
    3 第3章 アナルセックスと赤ん坊殺し―『個人的な体験』『ヒロシマ・ノート』
    4 第4章 オレハ本当ノ事ヲイッタ―『万延元年のフットボール』
    5 第5章 三島由紀夫の死―『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』『沖縄ノート』『みずから我が涙をぬぐいたまう日』
    6 第6章 レイン・ツリーとイーヨー―『同時代ゲーム』『「雨の木」を聴く女たち』『新しい人よ眼ざめよ』『M/Tと森のフシギの物語』
    7 第7章 ピンチランナーは生還するか―『懐かしい年への手紙』『燃えあがる緑の木』
    8 第8章 あいまいな日本の私―ノーベル賞受賞講演、沖縄戦「集団自決」裁判
    9 第9章 おかしな二人組―『宙返り』『取り替え子』『憂い顔の童子』『さようなら、私の本よ!』
    10 第10章 大江健三郎の「本当ノ事」―『〓たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ』『水死』『晩年様式集』

    カスタマーレビュー

    レビューはありません。 レビューを書いてみませんか?

    閉じる

    メール登録で関連商品の先行予約や最新情報が受信できます

    close

    最近チェックした商品