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商品説明
個人のストーリーをアートとして捉え、次代に残す実験的な記録のシリーズ。最終回となる本作は、可動式の日本間=UTSUWAを生み出し、空間に個人がそれぞれの意味をそこに与えるという「意識の改革」を実践している建築家、内田利惠子氏がテーマ。スタイルは「舞台台本」。内田氏や、製作に関わる職人たちへのインタビューから導き出したキーワードをもとに、UTSUWAという空間なくしては成立しない舞台台本を創造する。
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収録内容
1 | 第1部 「和室」という幻想、そして復讐(「器」と出会う |
2 | 「縮減模型」の幻想 |
3 | 木の好きな建築設計士・内田利惠子 |
4 | 木と空間と時間―木工職人・前田秀幸 |
5 | 「風」に囲まれる日常―表具師・中野泰仁・智佳子 |
6 | 消滅してゆく「時間」―畳製作技能士・大江俊幸 |
7 | 大量生産の中で暮らせば、人も枯れる―ステンドグラス作家・和田友良 |
8 | 和室という問題意識 |
9 | 「和室」を見る目 |
10 | 復讐) |
11 | 第2部 どのような戯曲にするのか(万物との複雑な関係 |
12 | 装置としての和室 |
13 | 他者の目によって与えられる「役割」 |
14 | 「器」の舞台と試作品について) |
15 | 第3部 戯曲「器」 |