著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
本書は、元最高裁判事の著者が安全圏から一歩踏み出し、「同性婚を認めない法制度は憲法違反か?」という今日の問いに挑む意欲作である。多数派から疎外された少数者を護るのは誰か。司法の役割とは何であるか。性とは、結婚とは、平等とは。「個人の尊厳」とは何か。憲法の精神を生かすも殺すも、法解釈の担い手にかかっている。
関連記事
収録内容
| 1 | 第1章 日本における多様性、LGBTQ問題のいま(日本における同性愛・同性婚の歴史 |
| 2 | LGBTQ問題の国内外の現状 |
| 3 | 同性婚の本質と個人の尊厳) |
| 4 | 第2章 日本の五つの同性婚裁判(法律が憲法に違反するということの意味 |
| 5 | ばらばらな五つの地裁の憲法判断 ほか) |
| 6 | 第3章 米国の積極的司法とその背景(米国連邦最高裁の同性婚認容判決(ヒント(1)) |
| 7 | 積極的司法を後押ししたもの |
| 8 | 米国の平等主義革命―米国最高裁のリベラリズム(ヒント(2)) |
| 9 | 米国の積極的司法から学ぶもの) |
| 10 | 第4章 日本の積極的司法の先例とその背景(定数訴訟(一票の較差訴訟)(ヒント(3)) |
| 11 | 嫡出でない子法定相続分訴訟(ヒント(4))) |
| 12 | 第5章 同性婚を認めるための二つの憲法解釈の提案(提案その一 同性婚も憲法二四条の婚姻に含まれる |
| 13 | 登録パートナーシップ制度のゴールは同性婚か |
| 14 | 提案その二 憲法二四条二項の「類推適用」) |
