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商品説明
目を凝らせばそこここに浮かび上がるのは、夥しい怪異と救われない恐怖―冨士玉目の目にはなにが見えているのか。廊下に充満した悪臭の原因...母子による絶望のメッセージの行方「会議で言いたかったこと」、夜中に突然、娘の口から発せられるしわがれた男の声「縁もゆかりもない」、山が啼くという奇妙な言葉の驚愕の真実「アがなく」、叔父が描いた絵に隠された忌むべき秘密「女神の絵」、いつも旨いお茶を入れる事務所の子の様子がおかしい、やがて知る不可解な出来事「茶の味」など。人気シリーズ「怪談四十九夜」の掲載作の再録とともに書下ろしを加えた48話を収録。