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商品説明
美学を礎にした倫理の構築に向けて。イロニーをもたらす「知」と、良心に根ざした「信仰」との相剋を、美学的考察によって丹念にあぶり出す。
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収録内容
1 | 序論 本書の研究視角と叙述方法 |
2 | 第1部 初期キェルケゴールの哲学的美学:イロニー論(キェルケゴールの問題意識 |
3 | 美学研究の開始 |
4 | イロニーについての知見の拡大過程 |
5 | 様々な美学的考察―イロニー論との関連で |
6 | 『イロニーの概念について』における疎外論と「宥和」論 |
7 | 中間考察) |
8 | 第2部 初期以後のキェルケゴールの神学的美学:良心論(誤った方向をとった「反省」に抗して―キェルケゴールによるハイベア批判 |
9 | イロニーと良心の協働―『愛のわざ』を中心に) |
10 | 結語 信仰の光学としてのキェルケゴール美学―尊厳論への展望 |