商品説明
ケアを主題とする、4つの珠玉の対話を収めた一冊。オープンダイアローグや当事者研究、中井久夫をはじめケアと親和性の高い人物への考察など、テーマは多彩にちりばめられる。医療や対人支援といった専門領域のみならず、ケアの倫理や文学研究など垣根を超えたさまざまな立場の声を巻き込み、対話はひらかれていく。対話は、完成せず、余白があることに意味があるという。声は双方向から混ざり合いつつも一つに調和せず、ポリフォニック(多声的)に響き合い、新たな価値を生む。
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収録内容
1 | 対話はひらかれ、そしてケアが生まれる―物語・ユーモア・ポリフォニー(“ミニ講義”自助グループ化、当事者創作について |
2 | “ミニ講義”オープンダイアローグ入門 |
3 | “ミニ講義”ケアの理論とオープンダイアローグ |
4 | “クロストーク”対話はひらかれ、そしてケアが生まれる―物語・ユーモア・ポリフォニー) |
5 | ケアする読書会(当事者研究とオープンダイアローグ |
6 | 対話の余白、物語のほつれ目 ほか) |
7 | 「当事者批評」のはじまり(病跡学から当事者批評へ |
8 | 頭木文学の秘密 ほか) |
9 | 異なる世界をつなぐ創作と研究(自助グループの経験―「当事者創作」と「分身」 |
10 | 存在しない種類の本―研究のあり方を問い直す |
11 | 当事者研究の出発点―場の安全をどう保つか |
12 | マルチエンディングの物語―哲学と障害・病気の世界観) |