本/雑誌
中世哲学の射程 ラテン教父からフィチーノまで (平凡社ライブラリー)
K.リーゼンフーバー/著 村井則夫/編訳
2750円
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発売日 | 2024年03月上旬発売 |
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商品説明
ギリシア哲学の遺産を継ぎ、キリスト教の息吹を承けて形成された“中世哲学”。一千年に及ぶその豊かな流れを、アウグスティヌス、ディオニュシオス・アレオパギテス、六世紀のボエティウス、十一‐十三世紀スコラ学のアンセルムス、サン=ヴィクトルのフーゴー、トマス・アクィナス、十五世紀のクザーヌス、フィチーノらを中心とする、おびただしい思考の輻輳の中に照らし出す。―理性の自己解明に深化する超越論哲学と、その理性を自己突破に導く否定神学の伝統を両輪とするリーゼンフーバー哲学の基柱、待望のセレクション!
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収録内容
1 | 第1部 中世思想の構造(ラテン教父の思考様式と系譜 |
2 | ラテン中世における教父神学の遺産 |
3 | 被造物としての自然―教父時代および中世における創造論 |
4 | 中世における自己認識の展開―近代思想の歴史的源泉をめぐって) |
5 | 第2部 中世の思想家たち(ボエティウスの伝統―プラトン主義とアリストテレス論理学の中世への継承 |
6 | 信仰と理性―カンタベリーのアンセルムスにおける神認識の構造 |
7 | サン=ヴィクトルのフーゴーにおける学問体系 |
8 | 人格の理性的自己形成―トマス・アクィナスの倫理学の存在論的・人間論的構造 |
9 | 知性論と神秘思想―十三・十四世紀スコラ学の問題設定 ほか) |