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商品説明
「本とは、むしろ存在である」。『アーサー王騎士物語』『モンテ・クリスト伯』『谷崎潤一郎集』...。自身の虚弱さや母との死別といった、堪えがたい現実から幼き著者を解放してくれたのは、病床の枕元に積み上げられた本だった。昭和を代表する文芸評論家が、第二次世界大戦の戦中から戦後の重苦しい空気とともに、本だけが支えであった自身の幼少期から青年期を回想する。
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収録内容
1 | 大木雄三編『アーサー王騎士物語』 |
2 | デュマ『モンテ・クリスト伯』 |
3 | 田山花袋『生』 |
4 | 『谷崎潤一郎集』1 2 |
5 | 高浜虚子『風流懺法』『道』1 2 |
6 | 嵯峨の屋おむろ『くされ玉子』ほか |
7 | 落合直文『孝女白菊の歌』 |
8 | ゲーテ『若きエルテルの悲み』 |
9 | 井伏鱒二『まげもの』 |
10 | 伊東静雄『反響』1 2 |
11 | ツルゲーネフ『猟人日記』 |
12 | ルナール『にんじん』『博物誌』1 2 |
13 | コンラッド・エイケン『静かな雪、秘かな雪』1 2 |
14 | キャサリン・マンスフィールド『最初の舞踏会』 |
15 | 『マンスフィールド作品集』『露西亜三人集』 |
16 | チェーホフ『退屈な話』 |
17 | ラ・フォンテーヌ『寓話集』 |
18 | 『漱石全集』 |
19 | 日記から―昭和50年5月12日~5月24日 |