本/雑誌

ナチズムの記憶 日常生活からみた第三帝国 (ちくま学芸文庫)

山本秀行/著

1650円
ポイント 1% (16p)
発売日 2024年03月上旬発売
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仕様

商品番号NEOBK-2956702
JAN/ISBN 9784480512352
メディア 本/雑誌
販売筑摩書房
ページ数 412

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

第三帝国といえば、ゲシュタポの監視のもと恐怖と暴力で国民を支配したイメージがある。しかし、当時を回想する住民証言から現れるのは、ナチズムへの不満や批判ではなく、むしろ正反対の「ナチスの時代はよい時代だった」という記憶だ。ごく平凡な普通の人びとが、ナチズムとは一定の距離をおきながらも、非政治的領域のルートを通じ、政策を支持するようになる。農村ケルレと炭鉱町ホーホラルマルクという、二つの地域での詳細なインタヴュー資料を中心に、子どもや女性までもが、徐々にナチ体制に統合されていった道程をあばきだし、現代のわれわれにも警鐘を鳴らす一冊。

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    収録内容

    1 第1章 褐色の農村と赤い炭鉱町(褐色の農村―ケルレ村
    2 すっきりしない状況の成立
    3 赤い炭鉱―ホーホラルマルク
    4 悪い時代のはじまり)
    5 第2章 ヒトラーが政権についたとき(ナチスは外からやってきた
    6 全体としては、がまんできた
    7 たいしたことはなく、なにもおきなかった
    8 もう他人を信用できなくなった)
    9 第3章 民族共同体の夢と現実(記憶に残らない不満と批判
    10 いい時代だった
    11 行ったこともない旅行の記憶
    12 たいていの家でもめごとがおきた
    13 ハンチングはタブーだった)
    14 第4章 ユダヤ人、戦争、外国人労働者(内に向けて発動される人種主義
    15 もったいないという反応
    16 戦争さえなければよかったのに
    17 いまでもそのことを恥ずかしく思う)

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