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商品説明
キルケゴールが登場した背景には19世紀のデンマーク哲学とデンマークヘーゲル主義の対立があった。同時代のシバーン、メラー、ハイベア、マーテンセン、アドラーの思想から影響関係を紐解き、新たなキルケゴール像を彫刻する。
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収録内容
1 | 序論 |
2 | 第1部 初期のキルケゴールにおけるヘーゲル哲学の影響史(デンマークにおけるヘーゲル主義の系譜 |
3 | デンマークにおけるヘーゲル批判の系譜 |
4 | 初期のキルケゴールの著作におけるヘーゲルの影響 |
5 | エーレンスレイヤーとの論争におけるハイべアの美学体系構想 |
6 | 処女作におけるヘーゲル主義的文芸批評 |
7 | 『ヨハネス・クリマクス、あるいは全てのものが疑われなくてはならない』におけるマーテンセンの影響 |
8 | 「ハイベア思弁的論理学批評」の影響 |
9 | 『レーナウのファウストについて』の影響) |
10 | 第2部 『イロニーの概念』におけるヘーゲル哲学の影響史(『イロニーの概念』とヘーゲル問題 |
11 | 解釈を現実にするもの |
12 | 解釈を必然にするもの |
13 | 「イロニーの概念について」 |
14 | A.P.アドラーの影 |
15 | 統制されたイロニーにおけるハイベアの影響) |
16 | 第3部 『あれかこれか』におけるヘーゲル哲学の影響史(F.C.シバーンのヘーゲル批判 |
17 | デンマーク媒介論争 |
18 | 『あれかこれか』とデンマーク媒介論争 |
19 | 『直接的エロス的段階』におけるヘーゲル美学の問題 |
20 | アンティゴネ解釈におけるヘーゲルの問題 |
21 | 『古代悲劇の現代悲劇への反照』 |
22 | 『結婚の美学的妥当性』における弁証法 |
23 | 『美と倫理の均衡』におけるヘーゲルの問題 |
24 | ハイベアの『あれかこれか』批評) |
25 | 結論 |