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「細雪」の詩学 比較ナラティヴ理論の試み ナラトロジー、ノン・コミュニケーション理論、日本の物語理論

平中悠一/著

5500円
ポイント 1% (55p)
発売日 2024年04月上旬発売
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仕様

商品番号NEOBK-2967916
JAN/ISBN 9784803804317
メディア 本/雑誌
販売田畑書店
ページ数 6

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

文学は情報ではない―。谷崎最大の長編「細雪」。しかしその評価は未だ定まってはいない。本書は従来のナラトロジーを更新するノン・コミュニケーション理論を導入することで、日本語による三人称小説の“客観的に論証可能な「語り」読解”の方法論を提示し、プルースト、V・ウルフらに比肩する同時代の世界文学としてその価値を標定する。

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    収録内容

    1 第1部 視野、視点 そこで“察し”ているのは誰か?(プルーストの逸脱、『細雪』の制約
    2 『細雪』ナラションにおける“制約”の諸様相
    3 『細雪』ナラションの「視点」
    4 人物視点を超えて
    5 第1部の終わりに―『細雪』の詩学へ)
    6 第2部 ノン・コミュニケーションとしての小説 そこでは誰も語っていない―「視点」不在の“客観文”から“主観”不在の「視点」へ(ディスクール、ナラティヴ、物語
    7 どうして「そこでは誰も語っていない」のか?
    8 日本語におけるレシ文(中立文)の可能性と、日本語小説文の未来)
    9 第3部 『細雪』詩学 にぎやかな静寂 “声”の饗宴と、沈黙のこちら側―ディスクールとコミュニケーションの不在(記述者再登場(潜在するナラター)
    10 “いま”“ここ”で“私”たちが語りだす~コミュニケーション性の二方向
    11 誰も見ていない彼女たち2)
    12 結論 文学のために

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