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商品説明
小説を読みはじめた子ども時代、音楽に夢中でうまく本が読めなかった青年期から、本を作り、仕事と子育てのあいまに毎日の読書を続ける現在まで。吉祥寺のひとり出版社「夏葉社」を創業し、文学をこよなく愛する著者が、これまで本と過ごした生活と、いくつかの忘れがたい瞬間について考え、描いた37篇のエッセイ。本に対する憧れと、こころの疲れ。ようやく薄い文庫本が読めた喜び。小説家から学んだ、長篇を読むコツ。やるせない感情を励ました文体の力。仕事仲間の愛読書に感じた、こころの震え。子育て中に幾度も開いた、大切な本...。本について語る、あるいは論じるだけではなく、読むひとの時間に寄り添い、振り返ってともに考える、無二の散文集。
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収録内容
1 | 本を読むまで(本を読むまで |
2 | 大きな書棚から |
3 | 家に帰れば ほか) |
4 | 本と仕事(『言葉と物』 |
5 | 『なしくずしの死』 |
6 | 『ユリシーズ』がもたらすもの ほか) |
7 | 本と家族(リーダブルということ |
8 | 『アンネの日記』 |
9 | 『彼女は頭が悪いから』 ほか) |