本/雑誌
東アジア冷戦文化の系譜学 一九四五年を跨境して
越智博美/〔ほか〕編
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発売日 | 2024年04月下旬発売 |
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商品説明
文学、映画、音楽、ポップカルチャーは、冷戦という“戦争”の武器だった。ソフトパワーを兵器とした情報戦は、いかにして政治的・文化的・社会的機能を果たしたのか。本書は、冷戦文化においてアメリカの影響力の色濃い韓国・台湾・日本・フィリピン・インドネシア等のアジアを中心に、一九四五年を以前と以降に分断せず、貫戦史的な視点で文化の反復性・連続性・再活用面に注目した論集である。
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収録内容
1 | 第1部 日本(新しい女性に捧げる『赤毛のアン』―村岡花子と戦後アメリカの文化政策 |
2 | 占領者から親しい「隣人」へ―冷戦期の日米親善と庄野潤三『ガンビア滞在記』における「アメリカ」 ほか) |
3 | 第2部 朝鮮半島(デアドラ論は完成されていない―李孝石の「緑の塔」(一九四〇年)における失敗の諸相 |
4 | 崔載瑞の「マッカーサー」―マッカーサー表象を通じてみた、ある親日エリートの解放前後 ほか) |
5 | 第3部 台湾(「米国広報・文化交流局」(USIS)と台湾文学史の書き換え―アメリカ援助体制下の台湾・香港における雑誌出版の考察を中心に |
6 | 東西冷戦下の台湾における「中国派」比較文学の誕生―中華文化復興運動と台米関係の視点から) |
7 | 第4部 インターアジア(東アジア的モダニズムをめぐって |
8 | 林語堂、「東洋」と「知恵」の政治性―一九五〇~六〇年代韓国における林語堂ブームと「二つの中国」 ほか) |